昔はマスコミやキャビンアテンダント御用達だったプロの証明写真

就活で履歴書の写真に力を入れようと考えるのは、必然です。自分の卒業するときの世の中の経済状況で、自分の就職が左右されるのです。これほど国の経済状況をダイナミックに感じる機会は後にも先にもそう多くはないのに、それが社会人になる前におとずれるのですから、大変なことなんですね。それを察知した学生さん方も鋭いと思いますが、履歴書に貼る写真もいわゆるプロを利用する方が年々増えているようです。当初はテレビ業界やキャビンアテンダント(スチュワーデス)など、限られた職種志望の方が就活の際に伊勢丹など百貨店の写真室を利用していたのが、今では職種の垣根はなくなってきているようです。

面接で会える第一印象の前に、履歴書の写真で就活の第一印象は決められてしまうところもあります。就活で履歴書の写真が大切なのは、今に始まった話ではありません。学生の方が思っているよりも履歴書の写真は可愛い人は可愛く、真面目な人はまじめに、清潔感のある人はさわやかに、自分が思っている以上に表現されています。プロのよる証明写真を頼ることで差がついている可能性はありそうでしょうか。

採用担当者から見た証明写真

ここで、採用する担当者の気持ちになって見ましょう。人事の方は、履歴書の写真と内容で、ある程度学生さんを判断しておいて、面接に望んでいます。画像が人に与える影響というのは、文庫本と漫画を比べていただくと分かりやすいでしょうが、目に訴える力が圧倒的に違います。根暗でなくても根暗そうに見えたり、オタク系でなくてもオタクっぽく見えれば、採用担当者の印象はそういうことになりますね。

また、実際の面接で接した際には、学生さんとの違いを読み取ります。面接に望む人間と写真の人間にいい意味のギャップを与えられれば、面接での印象はアップすることになります。が、面接は採用の場であり、不採用を決定する場でもあります。いい写真を得ることが出来たら、今度は面接までに、写真の出来ばえに負けない自分を準備したいものです。

プロの証明写真を得て自分も変える

実際とギャップが出るというとリスクを感じられるかもしれませんね。それでも、就活の履歴書の写真をプロに頼むのは賛成です。ちょっと背伸びした自分を写してもらえるからです。写真を写す際にはいろいろなアドバイスもあり、自分の知らなかったよくない癖が分かったり、表情のポイントを教えてもらえたりとプラスアルファが期待できます。

そして、面接に向けてさわやかな証明写真の自分イコールありのままの自分になるように、努力しましょう。努力というより気遣いでしょうか。履歴書用の写真を見て、今現在の感じる自分よりいいと感じるところを、日ごろから少しづつ気をつけることが大切です。

男子学生には分かりづらい表現になりますが、成人式の前、女子は着物を着ると分かっていれば、少し内股の歩き方を意識します。着物に合った歩き方というわけです。それと同じです。写真に写った自分に近づけるような日々のちょっとした心がけを続けていたら、少し背伸びした自分に追いつけるんです。それは姿勢だったり、表情だったり、友達の中では気がつけなかったウィークポイントを発見するチャンスになります。

就活の写真はプロに任せて、そして自分のよさを自分で目で見て。そこに近づけるよう気をつける毎日を送ったなら、成長したあなたがそこにいます。

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