緊張・精神的ストレスが口臭の原因になる

「緊張するとのどが渇く」ことは誰でも経験のあるところ。口の中の唾液が減りますので、嫌気細菌のバクテリアの登場です。緊張やストレスに弱い、小さなことをくよくよ気にしがちな人がストレス状態になると、自律神経に刺激を与え唾液の分泌を抑制してしまいます。人と話している最中に自分の口臭が気になって、思わず手をあてて会話してしまうなど、相手を気にしてさらにストレス度が増していきます。「大事な仕事中に限って口臭が気になってしまう」などという現象は。ストレスや緊張が口臭の原因になっている可能性大です。

あまりに口臭が気になるようであれば、口臭外来、息さわやか外来など専門の診察科にかかってもよいでしょう。外来に通院する人の約8割は口腔乾燥症や唾液分泌低下症と診察されます。カウンセリングから入ってメンタル面からケアしてくれます。時には抗不安薬なども処方され、口臭防止に対処してくれます。口臭は「ガムテスト」という簡単にドライマウスを判断できる方法があります。

生活習慣が口臭の原因になっている

緊張や精神的ストレスで口臭が発生するわけですが、毎日の生活で見直せるところはないかチェックしてみましょう。

まず朝。朝食はしっかりかんでいるでしょうか?柔らかい朝食は噛む回数が少ないので唾液がでないため口臭が発生しやすくなります。朝食抜きなんてもってのほかなんですね。歯磨きはどうでしょう?「歯と歯茎の間をしっかり磨く」と歯医者から指導されていた時代がありました。そのころの指導を受けた方は強く歯磨きをしてしまい、歯周病の原因となる歯周ポケットが歯と歯茎の間にできてしまっています。まずは病院へ行きましょう。きれいに歯を磨くことにこだわって歯磨きや洗口液を使っている方は、商品の成分に気をつけましょう。アルコールや界面活性剤で口の中が乾きやすくなって口臭の原因になります。入れ歯磨きも大切です。入れ歯の場合はただでさえ人前が気になりますが、口臭も独特なので注意が必要です。

水分摂取が少なかったり、利尿作用のある緑茶やコーヒーの飲みすぎも、口臭の原因になっています。水分の摂取がすくなければ勿論口の中は乾いていますし、利尿作用がはたらくことでも口の中が乾きます。口の中の渇きは口臭の原因になります。さらにパソコンに向かっての作業が多い場合、会話が少なくなり口の中が乾きやすくなります。口内の乾きすぎを防ぎましょう。水分は健康にも大切です。

ちょっとした口臭発生予防法:ホンダ式

口臭が、ひどく気になるというほどではない場合、ちょっとした口臭予防法があります。ほんだ歯科さんのその名もホンダ式の予防法ですが、口を指2本分くらい開けて、舌で歯茎と歯の境目をなぞります。また、キシリトールガムなどを丸めて口の中で転がすのもいいようです。両方とも唾液が出やすいです。のどの渇きにくい「水」を飲む行為も予防法になります。健康にもよく習慣化したいところです。ガム以外にも舌苔に作用するもの、乳酸菌(善玉菌で悪玉菌をやっつける)を口の中に保てるものなど、新商品もぞくぞくでていますね。もう少し気になるという方は、口腔内に保湿性を保つジェルや即効性のある口臭対策用の商品も検討しましょう。

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